2019年4月に八王子市議会議員に初当選後、市議会は15回開催されました。
新型コロナウイルスで中止になった1回を除き、そのすべてで一般質問をいたしました。
一般質問では市民の皆様からいただいた市民相談等、生活に密着した問題を取り上げました。その中でも「学校及び生活環境で使用する薬品・薬剤について」の質問では、現役子育て世代からの声を市政に届けたいと質問内容として取り上げ、市に対して薬剤の使用を中止してもらうという結果を得ることができました。

子どもに関する事柄について

学校及び生活環境で使用する薬品・薬剤について…国の基準では使用可能とされているものの健康面に影響がでると懸念されている薬剤が八王子市内の学校及び公園等公共施設で使用されていることがわかりました。現役子育て世代から使用してほしくないとの声を聞き、使用中止を訴えたところ、今後市内では使用しないとの回答をいただきました。

生きる力を育む環境と居場所について…八王子市内には公園もたくさんありますが、残念ながらボール遊びができない、自転車が乗れないなど、自由度もかなり低くなってきており、本市が掲げる「生きる力を育む取り組み」に力を入れていくという育成計画に見合うのか疑問に感じました。そこで市主導のプレーパークの設置を進められないか質問したところ、今後、場所をふやし、常設化を図っていくという回答をいただきました。

発達障がい児と関わる人々への施策について…八王子市では現在、発達に対して不安を抱えているお子さんが急増しております。そこで保育園や幼稚園の先生に向けて発達障がいを抱えているお子さんへの関わり方の講座を開催しています。オンラインで必要な講座を必要な時に動画で学べるように環境を整備しました。
また一番必要と思われる保護者相談窓口の設置を実現し、支援活動を推し進めています。

通学路の安全確保について…電柱が歩道に出ていることで歩道として機能していない!というお声をいただき電柱移設をし通学路の歩道として安全性の担保ができる幅の確保をいたしました!

子ども食堂について…現在八王子食堂ネットワークでは23団体が登録しております。内訳としては、子ども食堂が16団体、学習支援団体が5団体、子どもの居場所活動が2団体となっております。このように着実に子ども食堂はその活動の場を広げておりますが、八王子69学区すべてに子ども食堂を作る必要性があると考えています。地域の企業様とも連携できるようパイプ役になり、着実にその数を増やしております。

働く環境について

学校給食のさらなる充実について…本市の学校給食室では女性従業員が約9割となっておりますが、その給食室のトイレは67校中59校が和式の状態でした。女性が働きやすい環境を整えるのは自治体の急務であり責務であると訴えた結果、様式化を順次進めていくと回答をいただきました。

防犯について

公衆トイレ入口付近への防犯カメラの設置…市民の方から要望を受け、公衆トイレに防犯カメラを付ける必要性を強く感じ、すぐさま一般質問にて取り上げました。その結果、防犯カメラ設置予算を確保することができました。

八王子市の更なる発展について

八王子まつりについて…八王子まつりは歴史的観点からも観光面からも地域の皆様のつながりという面でも、それぞれに重要性と必要性を感じる市民祭であります。しかしながら一部の町会や中心市街地のためのまつりではないか?とのご意見もいただくことがありました。今後は学校教育の現場でも自分たちも関わる文化財として学びとセットにできるよう教育委員会の皆様にも御協力を要望しました。山車の保管状態についても同様に、認知度を上げるとそれに伴うリスクも考慮しながら「魅せる格納」を実現できるよう提案しました。

日本遺産認定都市であるメリットを活かした観光推進について…都内唯一の日本遺産に認定されたことを活かし、自然を巡るルート、湧き水を巡るルート、そして日本遺産を巡るルートなど、それぞれの特色を生かしたマイクロツーリズムを活用した新しい観光の在り方を提案しました。

市民の生活環境について

獣害対策と八王子ジビエの誕生…自然豊かな八王子ですが近年では鹿が秩父や奥多摩から生息域を拡大させ、高尾山周辺でも個体数の増加が見られつつあると聞いております。鹿は下層植生や樹皮への食害を引き起こし、このままでは高尾山の豊かで希少な自然環境を脅かしかねないと感じております。また、東京都の調査によりますと、時期によって奥多摩付近から八王子まで移動している個体もいるとのことです。有害鳥獣駆除は、市民の生命と財産を守るため必要不可欠であります。そこで今後の発展として、民間企業などと連携したジビエの活用を本市で進められないか提案したところ、前向きな回答をいただきました。

動画にて活動実績をご覧いただけます